看護学生の皆さん、こんにちは
普段は看護師向けに勉強方法などを情報発信している現役看護師です
実習指導者も経験しているので、その経験を踏まえて、看護学生の方向けに「実習に役立つ情報」をお伝えできればと思います
最初に私自身の看護学生時代の話を少し触れたいと思います
正直、実習は苦手でした
というより嫌いでした
教員も、指導者も、病棟スタッフも全員なんだか怖いし、患者さんもいい人ばかりではないし、当然こんなだから、あまり実習の成績はよくありませんでした
そんなあまり実習が得意でなかった私が、看護学生の方におすすめの実習や勉強法をお伝えするのはちょっと気が引けます
でも優秀では無いなりに、正直に伝えていこうと思います
まず最初に実習指導者ってどんなことを考えていて、看護学生にどんなことを求めているのかをお伝えしようと思います
実習指導者が看護学生に求めること3選
これまで実習指導者研修会でいろんな病院の指導者と交流する機会があり、その体験を踏まえて、「実習指導者が看護学生に求めること」というテーマでお伝えします
1.ベッドサイドに行ってほしい
実習指導者の中で最も多い意見です
看護学生がベッドサイドにいけない理由
- カルテから情報収集する時間が欲しい
- 患者さんとの話題がない
- 患者さんが朝から調子が悪くて、機嫌が悪そうで、なんだか行きにくい
と看護学生の皆さんからしたら、いろいろな理由があると思います
【対策】
実習指導者に正直に行きにくい理由を伝えましょう
【理由】
「患者さんのもとに行かないという行動は基本的にありえない」と看護師は考える傾向があります
つまりベッドサイドに行かない看護学生は、やる気がないという風にとらえられる可能性があります
「やる気がないように見える」という、もっともマイナスなイメージは避けた方が良いです。
実習指導者は、看護学生の皆さんの実習が上手くいように支援をしようと思っているので、正直に話してみましょう
意外と・・・
- 患者さんは調子が悪くなく、ただ眠いだけとかだったりします
- 指導者が「一緒に行ってみようか」と助けてくれたりします
- 指導者が情情報収集を助けてくれたりします
2.挨拶をきちんとしてほしい
【対策】
相手に伝わる程度の大きな声で挨拶をしましょう
【理由】
正直、看護師の中にも挨拶ができない人はいっぱいいます
でも挨拶するぐらいで少しでも実習が上手くいくなら、した方が得なのでしておきましょう
相手に伝わらないと、せっかく挨拶をしても意味がないので、ある程度大きな声で伝わるようにしましょう
3.患者さんに興味を持ってほしい
【対策】
ちょっとアピール目に記録やカンファレンスで「患者さん思い」なところを出していきましょう
看護師にとって「患者さんのために、発言し行動すること」は正義です
「患者さん思いでないこと」は逆の評価となります
これは実習指導者だけでなく看護教員からの評価にも当てはまります
とっても大切なことなので心に留めておいてください
もう少しだけ話すと、皆さんが看護師になってからも患者さん中心に、発言したり行動することを心掛けると、ほとんどの場合が上手くいきます
まとめ
今回は「実習指導者が看護学生に求めること3選」というテーマでお伝えしてきました
第2回目以降は「実習で困る場面」
事前準備、指導者への報告、患者さんとのコミュニケーション、カンファレンス、実習記録などについても、実習指導者の経験を踏まえてお伝えしていこうと思います
最後まで読んで頂きありがとうございます
おとうさんナース
看護学生の方に向けて誠意を持って書いていますが、個人的な体験と意見が含まれていることをご承知ください
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