
回復期実習に行く看護学生の方へ
- 実習に向けてどんな勉強をすればよいかわからない
- 実習で役立つ参考書やグッズを知りたい
看護学生のみなさん、こんにちは
普段は回復期で実習指導をしている看護師です
今回は実習指導の経験から
回復期実習で役立つ参考書とグッズを紹介します
記事の内容
おすすめ参考書・グッズ
- 解剖生理・病態生理
- 実習記録・看護過程
- フィジカルアセスメント
- 基礎看護技術
- 薬
- 聴診器
- メモ帳
記事の信頼性
20年目の現役看護師で回復期・急性期・慢性期で実習指導の経験があります
診療科は以下を経験しています
回復期、脳外科、循環器内科、心臓血管外科、消化器内科・外科、内分泌代謝内科、救命救急センター、心療内科、血液内科
読者の方へのメッセージ
今回おすすめする参考書とグッズは、回復期だけでなく急性期・慢性期でも役立つものを選んでいます
また看護師になってからも役立つという視点でも選んでいるので見てみてください
実習は緊張感の中、日々の勉強や記録で本当に大変だと思います
皆さんの大切な体と心が健康でありますように応援しています

実習指導者がすすめる参考書とグッズ7選
解剖生理と病態生理
解剖生理と病態生理の重要性
解剖生理と病態生理は、あらゆる看護の基礎知識です
解剖生理と病態生理がわかるメリット
- アセスメントや記録のスピードが速くなるので実習記録が素早くできるようになります
- 教員や指導者への報告も、適切な内容・タイミングで伝えることができます

「自信を持って看護ができる」私自身はこれが一番のメリットだと思っています
解剖生理や病態生理が苦手な方に、おすすめの勉強法があるのでお伝えしたいと思います
解剖生理学の勉強方法
解剖生理は「絵で描ける」ことが大切です
絵で描けるようになると文字だけで覚えるのに比べて忘れにくく、将来あらゆる看護場面で役立ちます
- 患者さんへの説明
- CT・MRI画像の読影
- 医療処置の介助

絵は上手くなくても大丈夫です。私も絵は苦手です。
おすすめの参考書は「病気がみえる シリーズ」です
回復期で扱う疾患は脳血管障害と整形疾患なので、まずは脳神経と整形外科の学習をしましょう
「病気がみえる シリーズ メディックメディア」

私も「病気がみえるシリーズ」を使ってきました。看護で必要な知識を得るには十分な内容であり、解剖生理と病態生理の学習には鉄板の参考書だと思います。
参考書の特徴
最新の情報 | ◎ |
イメージのしやすさ | ◎ |
解剖生理の詳しさ | ◎ |
実践向き | 〇 |
看護の詳しさ | × |
メリット
- 写真やイラストが豊富でイメージしやすい
- 解剖生理を詳しく学ぶことができる
- 「症状→検査→診断→治療」の流れがわかりやすい
デメリット
- 看護が薄い
他の参考書との比較
- イメージできるので学習しやすい
- 内容量が豊富で臨床に使える知識を学べる
- 定期的に改定しており、最新知識を学べる
次に実習記録に役立つ参考書を紹介します
実習記録・看護過程の本・参考書
疾患別看護過程 第4版 医学書院
- 実習記録や看護過程・関連図が苦手な方
- 幅広い領域の実習記録に役立てたい方
基礎理解 | ◎ |
実習への活用 | ◎ |
イラスト・図解 | 〇 |
わかりやすさ | ◎ |
専門的知識 | 〇 |
メリット
- 全科106疾患の最新の医学的知識が記載
- 解剖生理・病態が、わかりやすい
- 情報収集・アセスメントの視点が記載
- 看護問題の導き方と優先度がわかりやすい
- 看護診断へリンクしている
- 関連図は重要な部分を抽出している
- 看護計画のOP/TP/EPが詳しく記載
- 新人看護師も役立つ内容
他の参考書との比較
- 実習だけでなく一般病棟で出会う疾患はこの一冊でカバーできる
- 実習記録・看護過程に役立つという視点では最もおすすめ
次にフィジカルアセスメントの参考書を紹介します
フィジカルアセスメントの本・参考書
「看護がみえるvol.3 フィジカルアセスメント」メディックメディア
- 新人看護師の方・看護学生の方
- フィジカルアセスメントを基礎から学習したい方
手技が見やすいか | ◎ |
根拠がわかりやすいか | ◎ |
イメージしやすいか | ◎ |
実践に移せるか | ◎ |
動画の豊富さ | ◎ |
メリット
- 根拠がとてもわかりやすい
- 手技が写真やイラストでわかりやすい
- 動画が豊富でイメージしやすい
他の参考書との比較
- 「学習しやすい」という面で優れている
- 「実践に活かせる」という面で動画・音声が豊富
いろんな参考書と見比べてみましたが、見やすいもの、詳しく説明されているものなど他にも良い参考書はありました
しかし「学習しやすさ」「実践に活かせる」という視点で選ぶと、「看護がみえるvol.3 フィジカルアセスメント」が最も適していると思います
どんな参考書にも足りない面が少なからずありますが、この本は看護を目指す人がフィジカルアセスメントを学ぶ上で、あらゆる面で良書と言えます

私も看護学生や新人の頃にこの本があればもっとわかりやすく学べたのにと思います
身体計測
バイタルサイン
- 体温、脈拍、血圧、呼吸
アセスメント
- 頭頚部-呼吸器系-循環器系-腹部-乳房・腋窩-肛門・直腸・生殖器-脳神経系-筋・骨格系
動画・音声
- バイタルサイン、呼吸系の観察とアセスメント、循環器系の観察とアセスメント、腹部の観察とアセスメント、脳神経の観察とアセスメント、筋骨格系のアセスメント(ROM,MMT)
- 呼吸音と心音
- ROM測定
次に基礎看護技術の参考書を紹介します
基礎看護技術の本・参考書
看護がみえる vol.1 基礎看護技術 メディックメディア
- 看護学生の方
- 新人看護師の方
手技が見やすいか | ◎ |
根拠がわかりやすいか | ◎ |
イメージしやすいか | ◎ |
実践に移せるか | ◎ |
内容の豊富さ | 〇 |
メリット
- 根拠がとてもわかりやすい
- 手技が写真やイラストでわかりやすい
- 看護学校の演習や新人看護師の研修でも教材として使われている
他の参考書との比較
とくに以下の2つが特徴的です。
- イメージしやすく実践に使いやすい
- 根拠が詳しくてわかり易い
本の内容
食事援助、口腔ケア、清潔ケア、排泄ケア、与薬、罨法、創傷管理

根拠と手順がわかりやすく実習の援助計画にも役立ちます
次に薬についてお伝えします
薬
薬の勉強の重要性
実習で受け持ち患者さんの薬を調べるのは大変だと思います
でも看護師になると、病棟で取り扱うすべての内服や点滴の薬を知る必要があるので、薬は必須の知識です
いっぺんに覚えるとなると大変なので、看護学生の頃から少しずつ勉強していくことをおすすめします
薬の知識があるとこんなことができるようになります…
- 飲んでいる薬をみれば患者さんの疾患や症状がわかる
- 処方をみれば医師の考えていることがわかる

最初からできる人はいません
少しずつ学んでいきましょう
薬がみえる メディックメディア
薬理学おすすめの参考書は「薬がみえる」です
メリット
- イラストを多く使い見やすい
- 基礎からわかりやすく理解しやすい
- 根拠も詳しく学べる
- 診療科ごとの疾患に合わせて学習ができる
デメリット
内容量はかなり多いですが、vol.1~3まで計3冊に分かれており、診療科に合わせて購入できます
回復期病棟では中枢神経系と体性神経・筋の疾患に加えて、既往に高血圧、糖尿病の患者さんが多いので循環器と糖脂質代謝を含むvol1とvol.2をおすすめします
vol.1 内容
- 自律神経系に作用する薬
- 体性神経系・筋の疾患と薬
- 中枢神経系の疾患と薬
- 循環器系の疾患と薬
- 腎・泌尿器系の疾患と薬
- 漢方薬
vol.2 内容
- 糖・脂質代謝の疾患と薬
- 骨・関節・カルシウム代謝の疾患と薬
- 内分泌系の疾患と薬
- 産婦人科系の疾患と薬
- 免疫・炎症・アレルギー系の疾患と薬
- 眼の疾患と薬
- 耳鼻咽喉の疾患と薬
- 皮膚の疾患と薬
今日の治療薬2022年 南江堂
薬の辞典としては「南江堂の今日の治療薬」が最もポピュラーです
多くの医師・薬剤師にも選ばれているだけあって、見やすく使いやすい本です
病棟にも置いてある所が多いですが、1冊手元にあると調べ物に便利です
聴診器 リットマン クラッシックⅢ5960
おすすめの理由
- 看護師の普及率No1で信頼と実績がある
- 胸部や腹部の聴診などフィジカルアセスメントには必須アイテム
- 小さな呼吸音も聞きやすく、耳へのフィット感もよいため臨床で使いやすい
- 見た目も質感も高級感がある
回復期では聴診器をよく使います
脳血管障害の患者さんの多くは便秘となるので、腹部のフィジカルアセスメントは重要です
また嚥下障害の患者さんも多く、呼吸のフィジカルアセスメントも重要です
そのため呼吸音・嚥下音や腸蠕動音の確認に聴診器をよく使います
聴診器は学校や実習施設で準備しているところもありますので無理をして購入する必要はありません
しかし看護師になってからも必ず使うものであり、臨床のあらゆる場面で使用し、1回購入すれば10年単位で使うことができます

感染面からも個人用を用意しておくことをおすすめします
他の聴診器との比較
私自身も長年リットマンを使っています
病棟にはいろんなメーカーの聴診器がありますが、やはりリットマンが「看護師が使う聴診器の中では最も優れている」と思います
とくに「リットマン クラッシックⅢ」のサスペンデッド ダイアフラム(膜型)は皮膚に当てる強さで、高周波音と低周波音を聞き分けられるのでとても便利です

とくに下葉の呼吸音(聴診器を当てにくく、聞き取りにくい)の聴取に便利です
メモ帳 ATPWONZ メモ帳
メモ帳は実習に必ず持っていきましょう

ポケットサイズを用意することをお勧めします
おすすめのポイント
- 【ミニ6穴システム手帳バインダー】:リフィルが交換可能なルーズリーフ式バイダーノートです。ベルトは安定感のあるボタン式です。透明なPVC素材表紙、汚れや水に強いし、耐久性も優れているから、中紙をしっかり保護してくれます
- ★【手帳用リフィル】:手帳のために作られた薄いクリーム色の上質紙は、薄いのに、より透けにくく、破れにくい。万年筆はもちろん、ボールペンなどでも、快適な書き心地を実現しました。また、目に優しく、高級感もあります
- ★【ポストイット付箋 】: 付箋8冊入りトタル200枚、蛍光色のカラフルで可愛い、貼ったときの見た目もきれいです。破れにくいフィルム製で、メモやポイントを書いて手帳に貼って、大事なページの見出しや目印として、仕事や勉強など様々なシーンで活用できます

まとめ
今回は回復期実習に役立つ参考書とグッズを紹介してきました
「回復期でだけでなく急性期・慢性期でも役立つ」「看護師になってからも使える」ことを優先して選びました
1.解剖生理・病態生理
2.看護記録・看護過程
3.フィジカルアセスメント
4.基礎看護技術
5.薬
6.聴診器
7.メモ帳
看護学生の皆さんは、実習だけでなく、日ごろの勉強や演習と本当に大変だと思います
初めてのことばかりで不安なこともあると思いますが、必ずできるようになるので少しずつ学習して実施してみてください
きっとうまくいきます。応援しています
最後まで読んで頂きありがとうございます
おとうさんナース
看護学生の方に向けて誠意を持って書いていますが、個人的な体験と意見が含まれていることをご承知ください。個々のケースは教員または各施設の実習指導者にへ確認をお願いします。
コメント