【解剖生理学 おすすめ4冊】参考書の選び方を教育担当者が解説 2022年版

回復期看護

解剖生理学を学習しようと考えている方

  • どんな参考書が良いかわからない
  • 解剖生理は看護学生の時から苦手
  • どこから勉強したらいいかわからない

そういった方に向けて「解剖生理おすすめの参考書勉強方法」について紹介したいと思います

本日のテーマ

解剖生理の「おすすめの参考書」と「学習方法」がわかるようになります

記事の内容

1.解剖生理の学習方法がわかる

2.参考書の選び方がわかる

3.おすすめの参考書4冊

記事の信頼性

現在看護師歴20年の現役看護師で、教育担当者をしています

経験している診療科

脳外科、循環器内科・心臓血管外科、消化器内科・外科、内分泌代謝内科、救命救急センター、心療内科、血液内科、回復期

読者の方へのメッセージ

今回紹介する参考書はイメージができる・わかり易い・実践に活かせるという視点で選びました

ベテラン看護師の方も、久しぶりに学習し直してみたいという人も、是非おすすめなので見てみてください

できるだけわかり易くお伝えしていきますが、不明な点や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください

教育担当者がすすめる参考書 解剖生理学編

解剖生理学の重要性

解剖生理学は「看護」の基礎です

フィジカルアセスメント、基礎看護技術、臨床看護技術、看護記録、看護過程の展開などすべてに解剖生理の知識が必要です

解剖生理学を勉強しておくと、大変お得です

それは何かというと、すべてのスピードが速くなることです

  • 医師のカルテをすぐに理解することができます
  • 看護過程を早く、的確に展開することができるので、看護記録も素早くできます
  • 病棟や病院を変わった時にも、素早く慣れることができます

もう一つのメリットは「自信を持って看護ができる」ということです

勉強するとメリットが多い「解剖生理学」ですが、難点は覚えるまで労力が必要なことです

今回は効果的な学習方法を紹介したいと思います

解剖生理学の勉強方法

効果的な学習は「絵で描けるようになる」ことです

絵で描けるということは暗記に役立つだけでなく、CT・MRI画像の読影、フィジカルアセスメント、医療処置の介助などあらゆる看護実践で役立ちます

そのため絵で覚えて、絵を描けるようになることをお勧めします

<span class="fz-12px">おとうさんナース</span>
おとうさんナース

絵は上手くなくても大丈夫です

私も絵は苦手です

次に参考書の選び方についてお伝えします

参考書の選び方

  1. イラストや図解がわかりやすく理解しやすい
  2. 覚える内容が難しすぎず、量も適切である
  3. 1冊を通してやり切ることができる
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おとうさんナース

全身体系的に覚えることが重要です

そのため1冊を通してやり切ることができる量と内容の参考書を選びましょう

それでは以上のことを踏まえておすすめの参考書を見ていきましょう。

解剖生理学 おすすめ参考書4冊

ぜんぶわかる人体解剖図 系統別部位別にわかりやすくビジュアル解説 成美堂出版

この本の対象者

新人看護師の方

この本の特徴

  • 一つ一つの部位の解剖図がわかりやすく理解できる
  • 全身の解剖の把握ができる
<span class="fz-12px">おとうさんナース</span>
おとうさんナース

「絵で描けるようになる」「全身の解剖を理解する」という目的に適した解剖図の参考書です。2000円という値段もコスパがとても良いです。

説明できる解剖生理 竹田津文俊編著 学研メディカル秀潤社

この本の対象者
  • 新人看護師の方
  • 解剖生理学を効率よく勉強したい方

この本の特徴

  • そのまま患者さんに説明できる内容になっており、臨床で使えるように工夫されている
  • 全身の体の仕組みが一問一答の質問形式で構成されている
  • 質問に対してわかりやすい解説があり、効率よく学習できる
<span class="fz-12px">おとうさんナース</span>
おとうさんナース

説明できるということは理解できているということです

患者さんにわかりやすく説明できるようになりたい人に是非おすすめです

目次(内容の一部抜粋)

1 血管を説明しよう
2 心臓を説明しよう
3 呼吸を説明しよう
4 消化器を説明しよう
5 肝臓・胆嚢・膵臓を説明しよう
6 腎・泌尿器を説明しよう
7 内分泌系を説明しよう
8 筋・骨格系を説明しよう
9 脳・神経系を説明しよう

目でみるからだのメカニズム 第2版 医学書院2016年

この本の対象者
  • 看護学生
  • 新人看護師の方

この本の特徴

  • 初めて解剖生理学を学ぶ方に適した参考書
  • イラストが多くてわかりやすく、覚える内容量もちょうど良い
  • 全身を体系的に理解したい、または実習や臨床にも活かしたい看護学生や新人の方におすすめ
<span class="fz-12px">おとうさんナース</span>
おとうさんナース

私自身も20年以上前に、この第1版を徹底的に覚えることから始めました

目次(内容の一部抜粋)

第1章 細胞
第2章 呼吸器
第3章 循環器
第4章 消化器
第5章 泌尿器・生殖器・内分泌器
第6章 骨・筋肉
第7章 神経
第8章 感覚器
 

病気がみえるシリーズ メディックメディア

「病気がみえるシリーズ」のメリット とデメリット

  • 定期的に改定しており最新の知識を学ぶことができる
  • 写真イラストが豊富でイメージしやすい
  • 解剖生理から病態の流れが理解しやすく学習しやすい
  • 症状→検査→診断→治療」の流れが理解しやすく実践的
  • 医師が使う略語や英語に対応しているなど実践的
  • デメリットは看護が薄いため看護専門雑誌を併用する
<span class="fz-12px">おとうさんナース</span>
おとうさんナース

まずは所属している病棟の診療科を購入すると良いと思います

徐々によく見る疾患や重要な疾患を集めていくことをお勧めします

おすすめの学習方法 

勉強を続けるコツ

勉強を続けるコツは一度にたくさんの勉強をしないことです

もう少しやりたいなというところで終えるのがコツです

なぜなら継続が最も大切なことだからです

看護師人生は受験と違って1年や2年で終わるのではなく何十年も続きます

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おとうさんナース

毎日コツコツ少しだけがポイントです。

具体的には毎日30分、多くても1時間以内、難しいときは15分でも机に座って参考書や病棟の資料を開いてみてください。

まとめ

解剖生理学はどの診療科に行っても、患者さんを理解する上で大切な知識です

大変だと思いますが、学習する価値は十分にあります

毎日少しずつコツコツと継続していきましょう

努力は必ず成長につながります

一緒に頑張っていきましょう

最後まで読んで頂きありがとうございました。

おとうさんナース

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おとうさんナース

不明な点や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください

看護師の方に向けて誠意を持って書いていますが、個人的な体験と意見が含まれていることをご承知ください

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