【基礎看護・臨床看護技術】参考書の選び方を教育担当者が解説

回復期看護

基礎看護技術を学習しようと考えている

  • 看護技術が苦手なので勉強したい
  • 看護技術が上手くなりたい
  • 参考書はどれを選べば良いかわからない

新人指導に携わった経験をもとに

「基礎看護技術おすすめの参考書勉強方法」について紹介したいと思います。

記事の内容

1.おすすめ参考書

  • 「看護がみえるvol.1 基礎看護技術」
  • 「看護がみえるvol.2  臨床看護技術」

2.基礎看護技術の学習方法

  • 根拠を知る
  • 自分から積極的に経験する

記事の信頼性

現在看護師歴20年の現役看護師で、教育担当者としての役割を担っています

経験している診療科

脳外科、循環器内科・心臓血管外科、消化器内科・外科、内分泌代謝内科、救命救急センター、心療内科、血液内科、回復期

読者の方へのメッセージ

基礎看護技術はたくさんの項目があるので、最初は大変に思えますが大丈夫です

根拠を覚えて、学習と経験を積むことで、重症の患者さんにも実施できるようになります

それでは詳しく見ていきましょう

おすすめの参考書2冊

まずはおすすめの参考書を2冊紹介します

看護がみえる vol.1 基礎看護技術 メディックメディア

この本の対象者
  • 看護学生の方
  • 新人看護師の方
   手技が見やすいか           
   根拠がわかりやすいか   
   イメージしやすいか   
   実践に移せるか   
   動画   ×

この本の特徴

  • 根拠がとてもわかりやすい
  • 手技写真イラストでわかりやすい
  • 新人看護師の研修でも教材として使われる

【内容】食事援助、口腔ケア、清潔ケア、排泄ケア、与薬、罨法、創傷管理

<span class="fz-12px">おとうさんナース</span>
おとうさんナース

写真イラスト入りでイメージしやすい本です

根拠もわかりやすいので看護実践に役立ちます

看護がみえるvol.2 臨床看護技術 メディックメディア

基礎看護技術は多すぎて「看護がみえる vol.1 基礎看護技術」だけでは項目全部をカバーできていません

そのため「看護がみえるvol.2  臨床看護技術」も合わせて学習することをお勧めします

内容としては下に紹介していますが採血・注射・輸液・輸血・血糖管理・吸引・酸素療法・救急蘇生など日々の看護で必要なことばかりです

<span class="fz-12px">おとうさんナース</span>
おとうさんナース

上の参考書と同様に、写真やイラスト入りでイメージしやすい本です

根拠もわかりやすいので看護実践に役立ちます

内容(一部抜粋)
  1. 採血 静脈血採血 血液培養検査 動脈血採血
  2. 注射 皮内注射 皮下注射 筋肉注射(三角筋/中殿筋)静脈注射
  3. 輸液 末梢静脈路確保 点滴静脈注射 ヘパリンロック/生食ロック 輸液ポンプ/シリンジポンプ 中心静脈路確保の介助
  4. 輸血 輸血の実施
  5. 血糖管理 インスリン注射 簡易血糖測定
  6. 吸引 口腔吸引 気管吸引(開放式/閉鎖式)
  7. 酸素療法 中央配管からの酸素吸入 酸素ボンベからの酸素吸入
  8. 栄養管理 経鼻経管栄養 胃瘻栄養
  9. 排泄ケア(侵襲を伴う技術) 導尿 浣腸・摘便
  10. 救急蘇生法 一次救命処置(BLS)

次に勉強方法について紹介します

基礎看護技術とは

基礎看護技術は何かというと技術チェックリストの項目です

基礎看護技術項目

環境の調整  寝衣交換法  食生活の援助  身体の清潔  排泄の援助  体位・安楽
移動の援助  身体各部の測定  バイタルサイン測定  感染予防
検査の介助  与薬  輸液と輸血  包帯法  吸入・吸引  罨法  救急時の看護
創傷管理 危篤時・死亡時の看護

普段看護師が行っている看護技術のほとんどが基礎看護技術ということがわかります

つまり基礎看護技術ができると、看護業務のほとんどができるということです

次に具体的な学習方法についてお伝えします

基礎看護技術の学習方法

大切なことは2つです

  1. 根拠を知る
  2. 自分から積極的に経験する

根拠を知る

まずは根拠を知ることが大切です

理由は患者さんのADLや全身状態に合わせて実施する必要があるからです

保清をするにしても

  • 「術後の離床時に行う場合」
  • 「心不全の患者さんに行う場合」

上の2つでは注意点が違ってきます

<span class="fz-12px">おとうさんナース</span>
おとうさんナース

根拠を知ることで患者さんに与える影響がわかり、安全に実施できるようになります

自分から積極的に経験する

人は経験したことがないことは上手くできませんが、一度経験するとイメージができるようになります

Eラーニングも効果的ですが、やはり経験が重要です

<span class="fz-12px">おとうさんナース</span>
おとうさんナース

病棟で初めての技術を見る機会があれば、自分から積極的に手を挙げましょう

まとめ

基礎看護技術の知識と技術があると自信をもって看護をすることができます

毎日少しずつ継続していきましょう

努力は必ず成長につながります

一緒に頑張っていきましょう

をお伝えしてきましたので興味がある方は見てみてください

最後まで読んで頂きありがとうございました。

           おとうさんナース

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おとうさんナース

不明な点や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください

看護学生の方・看護師の方に向けて誠意を持って書いていますが、個人的な体験と意見が含まれていることをご承知ください

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