ゆっくり落ち着いた環境で看護がしたい方
- 回復期リハ看護の実際をお伝えします
- 回復期で働くメリットとデメリットもお伝えします
現在、回復期で勤務している現役看護師です
急性期から回復期へ転職した経験を踏まえて「急性期から回復期への転職」についてお伝えします
「急性期看護師の強み」や「回復期おすすめの病院」についてもお伝えするので是非見てみてください
記事の内容
1.急性期看護師の強み
2.急性期看護師が回復期で働くメリット
3.急性期看護師が回復期で働くデメリット
4.おすすめの回復期リハ病院
5.転職を考えている方へ
記事の信頼性
20年目の現役看護師で、回復期・急性期・慢性期で勤務経験があります
診療科は以下を経験していますので、その経験を踏まえてお伝えします
回復期、脳外科、循環器内科、心臓血管外科、消化器内科・外科、内分泌代謝内科、救命救急センター、心療内科、血液内科
読者の方へのメッセージ
急性期は本当に忙しく、体力的にも精神的にも追い詰められることがあります
私自身もあまりの忙しさと人間関係に疲れすぎて急性期から回復期へ転職した経験があります
私と同じような経験をしている方に少しでも役に立てばと思い、この記事を書いています
この記事の目標
「回復期リハ看護の魅力を知ることができる」です
それでは詳しく見ていきましょう
急性期の看護師の強み
まず最初に急性期の皆さんの強みをお伝えします
自分の強みを知ることは働く上でとても大切です
急性期の看護師の強み
急性期看護師の皆さんの強み
- 疾患のアセスメントを多く経験している
- 数多くの治療や処置を経験している
- 急変を多く経験している
回復期看護師の特徴
- 回復期の看護師はADL支援や退院支援には強みを発揮しますが、疾患のアセスメントが弱い傾向があります
- 点滴などの治療はほとんど行っていないので、点滴や採血といった臨床技術も弱い傾向があります
回復期の患者さんはリハビリができる全身状態なので基本的に医療処置を必要としません
しかし脳血管障害の患者さんは再発や痙攣をおこしたり、高齢者が多いため重篤な既往が再燃することがあります
そのため急性期での知識・技術・経験が必用な場面は多くあります
回復期は急性期の看護師が活躍できる場所です
それでは急性期看護師が回復期で働くメリット・デメリットを詳しくみていきましょう
急性期看護師が回復期で働くメリット・デメリット
看護の楽しさを経験できる
回復期で働くメリットの一番は「看護の楽しさを経験できる」ことです
患者さんは入院すると退院までの数カ月間、プライマリー看護師が受け持ちます
そのため患者さんや家族からとても頼りにされます
日々の看護で、患者さんの役に立っていると実感できるので、看護の楽しさを感じることができます
患者さんの退院後の生活に直結するので責任重大ですが、とても「やりがい」を感じます
ゆったりとした環境で働くことができる
ゆったりとした環境も大きなメリットです
基本的に90日-150日と長期入院なので入退院も少なく病棟は落ち着いています
またリハビリができる全身状態なので急性期の治療は必要ありません
回復期では毎日リハビリで体を動かし食事をしっかりとるので、生活リズムがよくなります
急性期では不穏だった患者さんも、落ち着くことが多いです
患者さんとゆっくり話すことができます
笑顔で仕事ができることが多いです
回復期で働くデメリット
脳外科と整形外科の回復期以外の経験ができない
経験できる疾患が脳血管障害と整形外科疾患の2つで、急性期も過ぎています
正確に言うと新型コロナ肺炎等の廃用症候群も含まれますが、ほとんどは上の2つになります
そのため様々な疾患を経験できず、急性期の状態や処置についても経験する機会はありません
しかし脳血管疾患と整形外科疾患しかいないということは、その2つをしっかり学ぶことができる環境であるとも言えます
看護の楽しさを感じられるメリットを生かしつつ、ゆったりとした環境でも学習のモチベーションを維持することが大切となります
さらに詳しいことが知りたい方へ
それではおすすめの回復期リハビリテーション病院を見ていきましょう
おすすめの回復期リハビリテーション病院
おすすめの回復期リハビリテーション病院は
回復期1の施設基準をみたしている病院です
理由:回復期リハ看護師として成長する機会が多いからです
回復期1では基準が厳しいため看護スタッフだけでなく、医師、リハビリスタッフ、管理栄養士、SWすべての力が必要です
多職種と真剣に力を合わせて看護をする中で、回復期リハ看護師として実力が付いていきます
最初にもお伝えしましたが、私も急性期から回復期へ転職した経験があります
転職した感想としては「こんなにゆっくり看護ができる場所があるんだ」と、とても新鮮でした
そして「看護の楽しさ」や「やりがい」を感じることができました
もちろん回復期ならではの大変さはありますが、5年経った今でも笑顔で働くことができています
このブログは回復期の魅力・やりがいを紹介していますので、この機会に回復期で働くことを検討してもらえるとうれしいです
回復期は病棟自体が落ち着いているので、スタッフも基本的に穏やかな人が多いです
ぜひ見学だけでも行くことをおすすめします
最後に自分自身の経験を踏まえて、おすすめの転職活動を紹介します
転職を考えている方へ
看護師としての価値を知ろう
私自身も何度か転職経験がありますが、転職活動をすると毎回驚くことがあります
それは自分自身の看護師としての価値です
実際に転職サイトに登録したり、病院見学に行くと実感します
私は決して優秀な看護師ではなく、人に言えるほどの実績もありません
しかし転職活動をしてみると看護師を続けていること自体が評価されます
自分自身の価値を知ることで「他にいくらでも働く場所があるんだ」「今の職場に縛られなくていいんだ」と気持ちが楽になります
転職サイトの利用方法
転職サイトの最大のメリットは「多くの情報」を「無料」で手に入れられることです
転職サイトに登録することで、個人では得られない情報にアクセスできます
また非公開の求人情報もあるので、今すぐに転職する気がなく、何となく考えている段階でも情報提供してもらうと良いと思います
よっぽど良い条件で働くことができている場合を除き、多くの方にとって、自分自身が思っているより「自分の評価が高く」「条件がよい職場がある」ことを知ることができます
すぐに転職するつもりがない場合
「すぐに転職するつもりがない場合」でも、転職サイトは利用できます
転職サイトに登録するとすぐに連絡がくるので、
「今すぐには転職する予定はないので、情報提供だけお願いします」
と言えば大丈夫です
転職を何度か繰り返している友人の看護師も、このパターンで情報提供を得ています
定期的には連絡が来ますが、「今すぐ転職する気がなく情報提供が欲しい」という自分のスタンスをはっきりさせておくことで付き合いやすくなるようです
転職サイトを積極的に活用する方法
私自身が転職サイトを利用した時は、「回復期で働きたい」「希望の年収」「勤務地」などの希望を提示して病院を5つほど紹介してもらいました
数日以内でメールかLINEで情報をすぐにくれました
その際に給料・休日・寮の有無・その他の福利厚生も聞きたいところは教えてもらいました
その中でいいなと思ったところを順番に病院見学に行き、希望の病院に転職した経験があります
病院見学でも給料・ボーナス・休日・残業など聞きたいことははっきり聞くことをおすすめします
「何となく聞きにくいな」と思ってしまう人もいると思いますが、条件を聞くことは当り前のことですし、逆に本気で転職活動をしている人だと思ってもらえます
転職サイトの注意点
自分がやりたいことと違う、自分がやりたくない仕事を紹介されたらはっきり断りましょう
「何となく悪いかな」と思ってしまう優しい人もいると思いますが、自分を一番大切にして転職活動をしてください
現役看護師おすすめの転職サイト
どちらも私自身も使ったことがある転職サイトですので安心して紹介できます
ポイント:複数の転職サイトへ登録する
転職サイトの最大のメリットは情報量の多さです
そのメリットを最大限に活用するために情報量の多い、複数の転職サイトへ登録しましょう。
看護roo
求人数トップクラスの5万件以上で情報量も充実しており利用者の満足度96%、利用者数No1です
入職までの履歴書作成や面接対策、各種手続きも丁寧にサポートしてくれます
その他にも現在の職場を円満に退職する、入職後も新しい職場に慣れるといった相談にものってくれます
実際に対応もとても丁寧でした
看護のお仕事
求人数トップクラスで、好条件の非公開求人数が多数なところも魅力です
専任のアドバイザーが模擬面接を実施したり、選考先に合わせて対策をするため心強い転職サイトです
丁寧な対応で情報提供をしてもらいました
まとめ
今回は「急性期から回復期への転職」についてお伝えしました
急性期を経験したからこそ回復期で活かせる知識や技術があります
「ゆっくり患者さんと関わる」ことも是非経験してもらいたいなと思います
急性期・回復期どちらも患者さんのために真剣に看護を提供することに変わりはありません
それぞれの場面で「看護の楽しさ」や「やりがい」を感じることができると思います
私は「人のために役立つ」これこそが看護師の仕事のやりがいだと思います
皆さんが少しでもやりがいを感じながら働くことができることを祈っています
回復期看護の体験談についても紹介しているので興味のある方は見てみてください
転職を考えている方におすすめ記事
看護師の方に向けて誠意を持って書いていますが、個人的な体験と意見が含まれていることをご承知ください
最後まで読んでいただきありがとうございました
おとうさんナース
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