「検査値辞典」も「ドレーン管理」も書店で探すといろいろあるので迷うと思います
今回は参考書選びで悩みやすい「検査値・ドレーン管理編」を紹介していきます
お伝えする内容としては
- 検査値辞典とドレーン管理の「参考書の選び方」
- 1冊目は「臨床で使える検査値辞典」
- 2冊目は「検査値に強くなる本」
- 3冊目は「ドレーン管理に強くなる本」
それでは詳しく見ていきましょう。
教育担当者がすすめる参考書 検査値編
参考書の選び方
まず最初に参考書の選び方をお伝えします
検査値辞典で大切なこと
- 正常・異常がわかりやすく使いやすい
- 検査の目的や検査方法がわかりやすい
- 検査値の意味を理解できて看護に活かせる
ドレーン管理の参考書で大切なこと
- 管理方法や観察項目がわかりやすい
- 写真やイラストが効果的に使われている
- 合併症や異常時の対応がわかる
それでは以上を踏まえておすすめの参考書を見ていきましょう。
「やさしくわかる看護師のための 検査値パーフェクト辞典」出版社:ナツメ社
この本の特徴は
- イラストを多く使っていて見やすい
- 正常異常がわかるだけでなく、疾患や対応方法までわかりやすい
- 検査をする目的や検査方法まで大事なポイントがわかりやすい
見やすさと使いやすさで本当におすすめです
検査値辞典の購入で迷ったらこの一冊です
目次
第1章 検査の基礎知識
第2章 生体検査
第3章 検体検査 一般検査
第4章 検体検査 血液一般検査
第5章 検体検査 血液生化学検査
第6章 検体検査 免疫血清学的検査
第7章 病理検査、その他の検査
「現場で使える検査値の読み方」 出版社:照林社
この本の特徴は
- 感染症、脱水、DVT、心不全、肝障害など11の重大な疾患の検査値の意味を理解できるようになる
- 検査値辞典のように正常異常を調べるだけでなく、なぜそのような値になるのか考え方についてイラストなどを多く使い、わかりやすく解説
- 高齢者の検査値を見るときの注意点も詳しく記載されており実践で使いやすい
- 検査値辞典と合わせて使うことをおすすめしたい一冊
検査値と疾患を合わせて学べるので本当の意味で「検査値に強く」なります。
目次(内容の一部抜粋)
PART 1 異常な検査値の読み方
1.感染症で、CRPとWBCが上がるのはなぜ?
2.炎症で、Albが下がるのはなぜ?
3.心不全で、BNPが上がるのはなぜ?
4.心筋梗塞で、CK、トロポニンが上がるのはなぜ?
5.循環不全で、Lacが上がるのはなぜ?
6.静脈血栓塞栓症で、D-ダイマーが上がるのはなぜ?
7.肝障害で、ASTとALTが上がるのはなぜ?
8.急性膵炎で、AMYが上がるのはなぜ?
9.慢性腎臓病で、カリウム(K)が上がるのはなぜ?
10.脱水で、BUN/Cre比が上がるのはなぜ?
11.化学療法で、末梢血の白血球数が下がるのはなぜ?
PART 2 高齢者の検査値の読み方
高齢者の検査値を見るときに注意したいこと
呼吸機能・心機能・腎機能・糖脂質代謝の低下で変化する検査値
その他多数
現役看護師がすすめる参考書 ドレーン管理編
「ドレーン&チューブ管理マニュアル 改定第2版」 出版社:学研メディカル秀潤社
この本の特徴は
- 写真やイラストを多く使用している
- 観察点や管理方法まで看護がわかりやすい
- 胃管、膀胱留置カテーテル、胸腔ドレーンなど病棟でよく見かけるドレーン管理についても詳しく書かれているので、外科系の方だけでなく内科系の方にもおすすめ
- 看護師特定行為まで対応していることから、より深く学習することもできる
この1冊であらゆる科のドレーン管理を学習することができるのでおすすめです
まとめ
看護師の仕事は20年、30年と続く長距離走です
辛すぎることは続きません
毎日少しずつコツコツと継続していきましょう
努力は必ず成長につながります
一緒に頑張っていきましょう
最後まで読んで頂きありがとうございました
おとうさんナース
不明な点や質問がありましたらお気軽にお問い合わせください
看護師の方に向けて誠意を持って書いていますが、個人的な体験と意見が含まれていることをご承知ください
コメント