回復期病棟の夜勤の仕事内容を知りたい方へ
- 回復期病棟に興味がある
- 実際の仕事内容や忙しさを知りたい
現在、回復期に勤務する現役看護師です
回復期リハビリテーション看護を専門にお伝えしています
今回は回復期病棟に興味がある方に向けて、夜勤のスケジュールや仕事内容について紹介したいと思います
記事のボリュームが多くなるので、日勤業務については別の記事で紹介しています
【回復期リハビリテーション看護】日勤スケジュールと仕事内容を現役看護師が解説
記事の内容
1.回復期の勤務形態
2.夜勤のスケジュールと仕事内容
3.おすすめの回復期リハビリテーション病院
4.転職を考えている方へ
記事の信頼性
20年目の現役看護師で回復期・急性期・慢性期の勤務経験があります
以下の診療科の経験を踏まえてお伝えします
回復期、脳外科、循環器内科、心臓血管外科、消化器内科・外科、内分泌代謝内科、救命救急センター、心療内科、血液内科
読者の方へのメッセージ
回復期リハ看護は本当にやりがいがあります
もちろん回復期ならではの大変さもありますが、看護師として大きく成長することができます
回復期リハビリテーション看護の魅力や楽しさを、皆さんにお伝えできればうれしいです
「おすすめの回復期リハビリテーション病院」も紹介しているので是非見てみてください
それでは詳しく見ていきましょう
勤務形態
まず最初に勤務形態についてお伝えします
私が実際に勤務している病院の一例ですが、回復期リハ病棟では介助量の多さに対応するために、早番や遅番の勤務を作っている施設が多いです
日勤 8:15-17:00
準夜勤 16:15-翌1:00
深夜勤 0:15-翌9:00
早番 6:00-14:45
遅番 11:30‐20:15
休憩 1時間(2交代の場合は夜勤中にプラス2時間の仮眠がとれます)
施設によって2交代だけもあれば、3交代だけ、またはそのどちらも選ぶことができる場合もあります
夜勤のスケジュール(準夜勤・深夜勤)
勤務体制
- 準夜勤2名(遅番が20時頃まで2人いるところが多い)
- 深夜勤3名(早番が6時頃から1人いるところが多い)
休憩:しっかりとれます(まれに30分ぐらいしか取れないことがありますが、むしろ多めにとれます)
残業:基本的に定時で上がれます
夜間の緊急入院:まずありません(私の施設では一度もありません)
準夜勤の仕事内容
16:00 出勤・情報収集
- 2人の勤務者で病棟の患者さんを半分ずつ受け持ちます
16:30 申し送り
17:00 夕食の準備、血糖測定、経管栄養
- 夕食は食堂に集まってとります
18:00 夕食の配膳・介助・下膳
- 食事介助をします
18:30 排泄介助
- ここから2時間が一番忙しいです
- トイレ介助が多いです
- 転倒のリスクも高いです
19:00 バイタルサイン測定
19:30 湿布・痛み止め配薬
20:00 眠前配薬と就寝前の排泄ケア
21:00 休憩(1時間)
- 交代で休憩します
22:00 記録、物品整理等
23:00 オムツ介助
- 平均6-7人ぐらいオムツ介助や体位変換をします
0:30 深夜勤へ申し送り
1:00 勤務終了
- 基本的に定時で上がれます
深夜勤の仕事内容
0:00 出勤・情報収集
- 病棟の半分を受け持ちます(3人の勤務者で1人はフリーとして動きます)
0:30 申し送り
1:00 巡視(1時間ごと)
2:00 休憩(1時間)
3:00 排泄介助
5:00 経管栄養
- 季節にもよりますが1-3人程度です
6:00 バイタルサイン測定と記録
6:30 更衣、排泄介助、血糖測定
- ここから2時間が忙しいです
7:30 朝食の配膳、介助、下膳
- 一番忙しい時間です
- 食事介助もあります
8:30 申し送り
8:45 記録
9:00 勤務終了
- 基本的に定時で上がれます
「回復期看護のやりがい」や「具体的な看護」について興味のある方は以下の記事をみてみてください
それではおすすめの回復期リハビリテーション病院を見ていきましょう
おすすめの回復期リハビリテーション病院
おすすめの回復期リハビリテーション病院は
回復期1の施設基準をみたしている病院です
理由:回復期リハ看護師として成長する機会が多いから
回復期1では基準が厳しいため看護スタッフだけでなく、医師、リハビリスタッフ、管理栄養士、SWすべての力が必要です
多職種と真剣に力を合わせて看護をする中で、回復期リハ看護師として実力が付いていきます
私は急性期から回復期へ転職した経験があります
転職した感想としては「こんなにゆっくり看護ができる場所があるんだ」と、とても新鮮でした
そして「看護の楽しさ」や「やりがい」を感じることができました
もちろん回復期ならではの大変さはありますが、5年経った今でも笑顔で働くことができています
このブログは回復期の魅力・やりがいを紹介していますので、この機会に回復期で働くことを検討してもらえるとうれしいです
回復期は病棟自体が落ち着いているので、スタッフも基本的に穏やかな人が多いです
ぜひ見学だけでも行くことをおすすめします
最後に自分自身の経験を踏まえて、おすすめの転職活動を紹介します
転職を考えている方へ
看護師としての価値を知ろう
私自身も何度か転職経験がありますが、転職活動をすると毎回驚くことがあります
それは自分自身の看護師としての価値です
実際に転職サイトに登録したり、病院見学に行くと実感します
私は決して優秀な看護師ではなく、人に言えるほどの実績もありません
しかし転職活動をしてみると看護師を続けていること自体が評価されます
自分自身の価値を知ることで「他にいくらでも働く場所があるんだ」「今の職場に縛られなくていいんだ」と気持ちが楽になります
転職サイトの利用方法
転職サイトの最大のメリットは「多くの情報」を「無料」で手に入れられることです
転職サイトに登録することで、個人では得られない情報にアクセスできます
また非公開の求人情報もあるので、今すぐに転職する気がなく、何となく考えている段階でも情報提供してもらうと良いと思います
よっぽど良い条件で働くことができている場合を除き、多くの方にとって、自分自身が思っているより「自分の評価が高く」「条件がよい職場がある」ことを知ることができます
すぐに転職するつもりがない場合
「すぐに転職するつもりがない場合」でも、転職サイトは利用できます
転職サイトに登録するとすぐに連絡がくるので、
「今すぐには転職する予定はないので、情報提供だけお願いします」
と言えば大丈夫です
転職を何度か繰り返している知り合いの看護師も、このパターンで情報提供を得ていました
定期的には連絡が来ますが、「今すぐ転職する気がなく情報提供が欲しい」という自分のスタンスをはっきりさせておくことで付き合いやすくなるようです
転職サイトを積極的に活用する方法
私自身が転職サイトを利用した時は、「回復期で働きたい」「希望の年収」「勤務地」などの希望を提示して病院を5つほど紹介してもらいました
数日以内でメールかLINEで情報をすぐにくれました
その際に給料・休日・寮の有無・その他の福利厚生も聞きたいところは教えてもらいました
その中でいいなと思ったところを順番に病院見学に行き、希望の病院に転職した経験があります
病院見学でも給料・ボーナス・休日・残業など聞きたいことははっきり聞くことをおすすめします
「何となく聞きにくいな」と思ってしまう人もいると思いますが、条件を聞くことは当り前のことですし、逆に本気で転職活動をしている人だと思ってもらえます
転職サイトの注意点
自分がやりたいことと違う、自分がやりたくない仕事を紹介されたらはっきり断りましょう
「何となく悪いかな」と思ってしまう優しい人もいると思いますが、自分を一番大切にして転職活動をしてください
現役看護師おすすめの転職サイト
どちらも私自身も使ったことがある転職サイトですので安心して紹介できます
ポイント:複数の転職サイトへ登録する
転職サイトの最大のメリットは情報量の多さです
そのメリットを最大限に活用するために情報量の多い、複数の転職サイトへ登録しましょう。
看護roo
求人数トップクラスの5万件以上で情報量も充実しており利用者の満足度96%、利用者数No1です
入職までの履歴書作成や面接対策、各種手続きも丁寧にサポートしてくれます
その他にも現在の職場を円満に退職する、入職後も新しい職場に慣れるといった相談にものってくれます
実際に対応もとても丁寧でした
看護のお仕事
求人数トップクラスで、好条件の非公開求人数が多数なところも魅力です
専任のアドバイザーが模擬面接を実施したり、選考先に合わせて対策をするため心強い転職サイトです
丁寧な対応で情報提供をしてもらいました
まとめ
今回は回復期リハ看護の「夜勤のスケジュール・仕事内容」についてお伝えしてきました
回復期の「看護の楽しさ」や「やりがい」が皆さんに伝わっているとうれしいです
最後まで読んでいただきありがとうございました
おとうさんナース
看護師の方に向けて誠意を持って書いていますが、個人的な体験と意見が含まれていることをご承知ください
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