行動計画で悩んでいる方へ
- 何を書けばよいかわからない
- 個別性の入れ方がわからない
- 毎日同じ内容になってしまう
看護学生のみなさん こんにちは
回復期病棟で勤務する現役看護師です
看護学生の指導をしていると「ちょっとしたコツ」をつかんだ瞬間に実習がスムーズに、上手くいくようになることが多くあります
今回は実習指導者としての経験から
回復期実習における「行動計画のコツ」を解説します
記事の内容
実習指導者がすすめる行動計画
1.何を書けばよいかわからない人へ
2.個別性の入れ方がわからない人へ
3.毎日同じ内容になってしまう人へ
記事の信頼度
20年目の現役看護師で、回復期・急性期・慢性期で実習指導の経験があります
以下の診療科の経験を踏まえてお伝えします
読者の方へのメッセージ
実習には「ちょっとしたコツ」があります
今回は看護の中でも「行動計画のコツ」についてお伝えしようと思います
回復期実習の実習指導者としてお伝えしていますが、回復期だけでなく急性期や慢性期でも役に立つので是非見てみてください
「実習のコツ」を知り、経験することで必ず成長します
きっと素敵な看護師になると思うので頑張ってください
この記事の目標
「行動計画のコツがわかる」です
それでは詳しく見ていきましょう
実習指導者がすすめる行動計画の書き方
実習指導をしていて行動計画に悩む3つのタイプが・・・
- 何を書けばよいかわからない人
- 個別性の入れ方がわからない人
- 毎日同じ内容になってしまう人
これら3つのタイプごとに行動計画の書き方を紹介していきます
自分に似ていると思うタイプがあったら見てみてください
何を書けばよいかわからない人へ
行動計画をうまく書くためのポイントは実習要項です
実習要項の内容
教員も実習指導者も実習要項をもとに打ち合わせをして、学生に指導をします
つまり実習要項通りにやると良い評価をもらえることになります
実習スケジュールを参考にする
実習要項の実習スケジュールを見てみましょう
ほとんどの学校が1週間のスケジュールがあり、学校によっては一日のスケジュールまで書いてある場合もあります
まずは実習スケジュールをヒントに行動目標と行動計画を立てましょう
例)実習2日目「患者とコミュニケーションをとる」と実習スケジュールに書いてあれば、まずはそのまま書いてみましょう
では次に個別性の入れ方について紹介していきます
個別性の入れ方がわからない人へ
「実習2日目、患者とコミュニケーションをとる」という誰にでも当てはまる行動目標を使って個別性を入れていきます
どのように個別性を入れるか、具体的に行動目標・計画の書き方を紹介します
行動目標・計画の手順
1.最初に行動目標を考えます
行動目標には、現在の「患者さんの状況」を具体的に入れましょう。
2.次に行動目標を踏まえて行動計画を立てます
行動目標で「患者さんの状況」が具体的だと、看護が自然と導き出され、良い行動計画になります
行動目標・計画の具体例
パターン①:突っ込まれる行動目標
行動目標①「A氏とコミュニケーションをとる」
この行動目標は誰にでも当てはまり、患者さんがどういう状況かわかりません
具体的な行動計画も立てることができません
パターン②:普通の行動目標
行動目標②「A氏の麻痺側の疼痛に配慮しながらコミュニケーションをとる」
麻痺側の疼痛という状況が加わりました
この行動目標からは、疼痛への配慮が行動計画として見えてきます
しかし、具体的にどんな看護をすれば良いかは見えてきません
パターン③:良い行動目標
行動目標③「麻痺側の視床痛があり、リハビリがすすまないA氏の疼痛に配慮しながらコミュニケーションをとる」
疼痛の具体的な理由が書かれています
また疼痛からリハビリがすすんでいないという状況もわかります
この行動目標から・・・
1.疼痛への配慮に加えて、リハビリを促す看護がみえてきます
2.またリハビリを阻害している視床痛への看護もみえてきます
3.さらに患者さんが疼痛やリハビリに対してどう考えているかかなど具体的なコミュニケーションの内容もみえてきます
最後に「毎日同じ内容になっていまう方」への対処方法をお伝えします
毎日同じ内容になってしまう人へ
ある程度実習が進んでくると、どうしても毎日同じような関りになってしまいます
そうすると行動目標や行動計画も同じになってしまいがちです
対応としては「前日の指導されたこと」を行動目標や行動計画に入れることをおすすめします
理由
教員・指導者の印象が良くなります
指導をしたことが入っていないと「理解できていないのかな」と思われる可能性があります
指導を受けた場合は行動目標または行動計画に「アピール目」に入れましょう
まとめ
今回は「行動計画のコツ」についてお伝えしました
今後も「回復期病棟で実習する看護学生の皆さんの役に立つ」記事を紹介していくので興味のある方は見てみてください
「回復期実習のコツ」に関する記事
①回復期看護のコツ
②事前学習のコツ
【看護学生必見 回復期病棟実習】事前学習のコツを実習指導者が解説
③情報収集のコツ
【看護学生必見 回復期病棟実習】情報収集のコツを実習指導者が解説
④コミュニケーションのコツ
【看護学生必見 回復期病棟実習】コミュニケーションのコツを実習指導者が解説
⑤実習記録・看護過程のコツ
【看護学生必見 回復期病棟実習】実習記録・看護過程のコツを実習指導者が解説
⑥報告のコツ
【看護学生必見 回復期病棟実習】報告のコツを実習指導者が解説
⑦カンファレンスのコツ
【看護学生必見 回復期病棟実習】カンファレンスのコツを実習指導者が解説
⑧実習レポートのコツ
参考書・看護グッズに関する記事
実習におすすめの参考書とグッズ
実習が上手くいかない時に読んで欲しい記事
私も20年近く前は看護学生でした
実習は苦手というより、むしろ嫌いでした
実習の雰囲気も嫌いで教員も、指導者も、病棟のスタッフも怖かった印象しかありません
患者さんに対しても、いつもビクビクしていました
そんな実習が苦手な私でも看護師を続けることができています
できる範囲でよいので少しずつ頑張ってください
きっとうまくいきます。応援しています
最後まで読んで頂きありがとうございます
おとうさんナース
看護学生の方に向けて誠意を持って書いていますが、個人的な体験と意見が含まれていることをご承知ください
書いていますが、個人的な体験と意見が含まれていることをご承知ください
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